人気ブログランキング | 話題のタグを見る

私の経歴③:能力と達成について

10代から20代、本当に酷い生活を送っていたので、アンダーアチーバーについて考えていました。
(公開して良いものか悩みますが、こういうこともあった、ということで)

ユア子育てスタジオの長岡真意子さんの記事をリンクします。



中学まではほとんど苦労せず、だらしないけれど優等生として先生方から比較的良い評価をいただいていた私ですが、
高校進学と同時に全く勉強についていけなくなりました。

原因として考えられるのは、

○通学に精一杯(往復4時間)
○家庭環境の悪さ(両親のコミュニケーション能力がとても低く、まともに会話ができず、その上不仲)
○情緒不安定
○まともな勉強方法がわからない(まともに勉強をしたことがなかったため)
○留学に対しての失望(私が望んでいたものとはかけ離れていた)

などが考えられます。

私は毎日を生きるのが精一杯で勉強どころではなかったのですが、さすがに中学生の頃のようなわけにはいきませんでした。
そして、勉強を捨てて暇な分、悪さを繰り返していました。
完全に負のスパイラルに陥っていたのです。
ヤンキーではありません。
しかし、
夜遊び
飲酒
喫煙
などを繰り返し、警察のお世話になったこともありました。
刺激を求めて、どんどんエスカレートしていったように思います。

私は一浪の末、今はもう存在しないM大学短期大学の法律学科に受かりました。
一浪の間も予備校などには通わず(早々に辞めてしまい)遊び歩いていたので、合格したことは奇跡に近いと思います。
高校でも問題児だった私が受かったということで、高校の先生方が、
「どうやって合格したのか壇上で後輩たちに話すべきだ」
などと言っていました。

前述したように、私の両親はコミュニケーション能力が低く、まず子供を褒めるということはありませんでした。
私が合格通知を見せた際、父は私ではなく、私の同級生がM大学(4年制)に合格したことを褒めました。 それなのに、おまえは
短大か(落胆)、という風に。

私の学生時代はこんなことの連続でしたから、勉強なんぞやる気が起きなくて当然だったのかもしれません。
幼少期より抑うつ状態であったことも頷けます。

そこから私はスッパリ勉強をやめ、短大も退学し、フリーターとしてわけのわからない世界にどっぷり浸かっていきました。

ここまで読んでくださった方、「ギフテッド?????」と思われるかもしれませんね。
私も書いていてよくわからなくなってしまいました^^;
よくわからないけれど、一般的ではないな、と思います。

長岡さんの記事の中にも「高校をドロップアウトする生徒の20%近くが『ギフテッド』という統計もある」と書かれています。

私は家庭環境が良くなかったので(精神面において)、何をするにも混沌とした中におりました。
一つ言えることは「学ぶ」ということは嫌いではなく、自分のことを「バカだけど利口な面もある」と感じていたことです。

人生の一時期、ついに何が何だかわからなくなり、私は病院のお世話になりました。
そこで母代わりとなった医師が、

「あなたはとんでもないバカではないけど、とんでもない利口でもないわよ」

と、その呪縛を解いてくれたのです。
また、

「あの人たち(両親)のことは放っておきなさいよ。(不仲は)好きでやってるんだから。あなたはもう少し不真面目になっても
いいんじゃない?」

とも。

確かに、70代となった今でも仲良く不仲である両親を見るとおかしくなります。
また、不真面目だと信じていた自分が、実は真面目すぎるほど真面目であると理解できた瞬間でもありました。

そんな自分の混沌とした人生を振り返ると、家庭環境は大切だなと思います。

本来の自分の姿を捉えることができた今は付き合う友人も様々で、中には自分と同質のものを感じる人もいます。
それはとても幸せなことで、皆が気にしないようなことでも意見を交わしたり感動を分かち合えたりと、私の人生に彩りを与える
ものとなっています。


にほんブログ村 メンタルヘルスブログ ギフテッドアダルトへ
にほんブログ村




by itavitaest | 2017-09-02 11:57 | 自分のこと